ミュージカル『わたしは真悟』東京公演1/14ソワレ

2017/01/14(土)17:30〜19:50
於:新国立劇場 中劇場(東京・初台)


真悟5回目は東京本公演、夜のソワレ。オペラグラスで細部を観る回、
例によって、当日券参加です。

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これまでの観劇を振り返ってみると、

1回目 神奈川公演

 右側後方。東京ほど扇形でないので、右でも正面から観れた。

2回目 京都公演

 通路すぐ後ろ、中央。一番近くて肉眼でも細部まで観れた。

3回目 東京公演1

 右側後方、見切れ。扇形のため右横から観る形。左は良く観えた。

4回目 東京公演2

 中央ブロック左端最後列。左と言ってもステージが少し左向きなので
 感覚的には中央後方から観ている感じだった。

ストーリーもだいぶ呑み込めて来たこともあり、あと観れてないのが
演者の表情を含めた細部。以前は昔買ったおもちゃのような安物の
武道館で買ったオペラグラスを持ち込んだこともあったが、どこかへ
潜り込んで探せなくなったこともあり、

行く前にシブヤで新しく買うことに。
売り場ではどこが違うかわからないほどたくさん、30種類以上取り揃えられ
ようやくスペック表の読み方が少しわかり、いろいろ考えた結果倍率10倍で
持ち運びやすそうなのを選んだ。軽いのもあったが、コンパクトに収納できる
少し重めのになったが、結果的には観るとき持ち手がきつくなるということに
観始めて気付く。勉強になりました。

こないだの帰りコースを逆順で移動、シブヤからは明大前から新線経由の
京王線〜京王新線のルートで来るのが最安になる。しかしこのルート、
同じホームに来た電車であっても、笹塚から新宿に直通するルートと、
初台を経由していくルートの2パターンがあって、どれが初台に行くのか
わかりにくかったりもする。笹塚で2本待って、やっと降りれるのが来た。

着けばあとは勝手知ったる。真っ直ぐに当日券売ってるところに向かうと、
まだ待ち人は居なかった。が、ここで、飲み物持参を忘れていた件。
一旦DOORS横のコンビニまで行って来ることに。これで前に入られても
まあ仕方がない。

コンビニから戻る途中、さくちゃんがインスタにあげてた場所見つけたので
収めておく。

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戻ってみると、既に待ち人が居た。あとで判明、二人居ました。
時間間際で割り込まれがありそうになったのは、スタッフの指示で
来た順に列び直したおかげで、無事に元の3番目を確保。

待ってる間は、40分ほど。入り口までずっと長々続く階段の上には
様々な衣装の展示物などもあり。

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16:05くらいに当日券整列が開始。

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16:30、開演1時間前に当日券販売開始。
まずは当日券列が右に整列し直し、左の元の位置には当日引換券列が出来る。
この前は前の方にも引換券の人がいたが、今回は当日券が多かった。引換券組は後方にちらほら。

取れなかった1番は、9列の中央少し右。みつきが後ろを通り過ぎて真横に立つ位置。
中央ブロックだが右側になるので舞台観る感じは少し右からの俯瞰になる。
もうひとつは15列の中央ブロック右手辺り。やはり右から観る感じでしょう。

今回取れた5回目観劇の位置は、18列目ほぼ中央。中央なので、少し右くらいで
ほとんど真ん中の位置に来れた。これにオペラグラスあるので最高の位置になった。

むしろもっと前に座れてたら、今回買った10倍では逆に大きく拡大され過ぎて
観にくくなり、その場合は倍率の低い8倍か6倍があった方が良いのかもですね。
会場の大きさや席の位置によって使い分けが難しそうです、オペラグラス初心者には。

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開場待ち中も少しだけフラワー撮ってみた。

今回はこれまで列が無くなってからほぼ列ばず入っていたのを、
最前で1番に入って行くことにした。京都の時と同じですね。

理由はひとつ。さくちゃんの1/11から置かれたスタンディーポップが
ロビー内のどこかにあるからでした。人が増えると撮影も大変になるので
一番がベストですからね。

なんとここに何故か、目的は違えど、最初に入りたい人が猛ダッシュで走って来て
1列目をGet、入場口に張り付いた。しれっともう一人もその横に付いたので
遅れてですがその後ろに付くことには成功しました。

9日に聞いたアナウンスによれば、列は3列できるはずなので、ギリギリセーフ。

実際に整列が始まると、3列に再整列させられたので、無事最前中央を確保。
これで1番に入れますね。

目標のポップは、少なくとも近くにはないです。

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ありました。ちょうどLittle Voiceのポスター貼ってあったところ辺りですね。

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遠目でも何とか視認できました。これが目標です。

17:00、定刻開場。チケットを切ってもらい、
フライヤー集を受け取って小走りにポップへ。ダッシュして来てた人は物販必死系でした。

物販の位置も素通りして、ポスター横にやはりありました、さくちゃんポップ。

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これでイチの目的は完了です。
振り返ってメインキャストのパネルを今度は1枚に収まるように保存。

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さらに振り返るとイラストのパネルがいくつかあったので、保存。

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それからせっかくなので、さくちゃんとみつきに宛てたフラワーもざざっと
撮っておきました。

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さすがにみつきさん多いですね。さくちゃんもそのうち増えますね。
Little Voiceでは確実に。主役ですから。

そんなLittle Voiceからはビデオメッセージも流されていました。
これは9日にもありましたね。

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少しずついろいろ増えて行くので来ると何かしら新しい発見ありますね、
こうした公演期間の長い舞台・ミュージカルは。

変わるものにもうひとつあります。フライヤーの束。
おそらくは9日の倍くらいには分厚くなってるのではないかと。

早めに入るとこの仕分けができるのもいい。9日は自席に座ってから
仕分けて帰るときに物販横にある回収用折りコンに戻してました。
戻し場所は同じなので、今回はほとんどを仕分けて返却も完了。身軽に。

もうひとつがアンケート。すぐに書こうとすると、今日は荷物減らして
水もメモ帳も筆記用具も置いて来てしまい、記入用を探したけど見つからず
これは終演後に見つけるしかないと見切りました。

座席の位置は少し右めですが、ほぼ中央でベスト。これで買って来たグラスを
調整してどのように見えるかを確認する事前作業。最前付近に座ってる人たちの
手元のパンフやチラシの中身も概ね視認できたので、準備は完了というところで。

程無く、ロボ真悟の開演前演技が始まったのでちょうどよくピント合わせ作業。
アームもキーボードもくっきりと見えて、まずまず細部までの確認レベルは満足の域です。

定刻17:30、開演。
レンズ越しだと拡大されるので、東京タワーの上に居るみつきの表情追うか、
地上で踊ってる女子高生さくちゃんの姿を追うかの2択になる。
このシーンではみつきが赤いランドセル背負った小学生、さくちゃんが高校生、
本編入り込むとロンドンでのみつきは大人なメイクに、さくちゃんはしずからしく
たらーん!!!って擬音が似合う子供なメイクに、遠目でハッキリしないと判らない
細部がわかってくると、こうも違ったお芝居に観えて来るものなのですね、納得。

そういう意味では衣装、化粧、小道具に至るまで細かく観れたのは本当に良かった
と思いました。真悟の表情や筋肉の躍動なども、きっとDVD化されたらこうアップで
ズームされるのだろうなと思いながら観ていた次第でした。

ストーリー上で記憶が曖昧だった部分も補完。真鈴がロンドンは家庭の事情が
大きかったが、悟の引っ越しはロボ真悟が起こした事件により工場は閉鎖、その地
にも住めなくなったことが原因でしょう。その悟を追うところから始まるから、
真悟としずかの旅の目的その1は悟を追うことで正解、それが港で完結して、
船と同化を経て続いて真鈴を追ってロンドンへとなるのですね。やっと繋がった。

さんさんさんのてっぺんから、これは真鈴が結婚と子供を作るを言い出したのに、
悟がYと答えたは良いが、どうやって?というところをロボ真悟に訊いた答え、
という流れでした。

偶然街中のパソコンで真悟へのアクセスパスワードを知った悟は、最後は真鈴を
守るためにパスワードを教えず、それがあったから真悟は最後の力を使い切って終わる。
これこそが悟の真鈴への愛の証で、結果的に真悟が何を伝えようとしようが無駄で
元のロボットに戻って消えて行くことが真悟の幸せだったのかも知れない。

そんな真悟の行動に付き従い、時には引っ張って世界中を旅したしずかが、
物語の重要な存在だったのは言うまでもなく、だからこそ時折挿入された
その時々の心情を歌いあげるしずかの歌唱シーンは思いが伝わってきましたね。

現実の終わりは描かれず、これならいずれは悟と真鈴は真悟の居ない世界で再開できる
ことであろうから、おそらく最後のブランコは終わる真悟の風前の灯火、思い描いた
願望の未来であったのでしょうかね。真実はわかりませんが、想像に委ねられるラスト
ということだったのでしょう、おそらく。

そうそう、もうひとつ気付いた点が。
暗転して場面転換するときのこと、最初の方だけかもですが、何度か登場人物が入れ替わって
続きのシーンが再開されるのですが、その前に真っ暗になったときの右側のパネルには、
次のシーンを表す登場人物とシーンの原作漫画イラストが表示されてましたね。

なのでそこ観ておくと、次は悟のシーンだ、次は真鈴か、しずかが出るんだ、港のシーンだね、
というのが一瞬早く予見できるという。ちょっとした予告編ですね。
コミック原作だと最近好きになったグッドモーニング・コールでは、エンディングでその回の
原作漫画のシーンが左側に映し出されましたが、ちょうどそんな感じですね。判りやすくて良かった!

今回も最後はダブルコールまででした。
あれから恒例になってったのか、走って来て真鈴とロビンが手を繋ぎそうになるのを
嫌がる真鈴の前に敢然と悟が両手を左右いっぱいに開いて立ち塞がり、真悟と一緒に
阻止するのは面白かった。

あと、エンディングの最初に出て来たときに、しずかがアクセサリーの落し物を
ロビン側にしてしまい、これをとりあえず拾っておいたロビンが、2回目登場の最後に
しずかに手渡してから一瞬仲良さそうに?挨拶して左右に分かれて行くところは
偶然とはいえなんとも微笑ましい、有り得ない1シーンではありましたねw。

終劇。アンケートが書けてないのでペン探し。結局は出口のところまで行ってから
数少ないスタッフ用のペンを借りて書いて提出。その後も同じようにペンを借りに
来る人が続出。紙しか配ってなくてどこにもペンを置かないのはちょっと不親切。
これは改善されるといいかもですね。普段持ち歩いてると気付けない箇所ではありました。


理解度はまだまだですが、ようやくストーリーを呑み込めた
気がしてます。深い愛の物語。すべての舞台がそうであるように
それ以上に、観る人によって解釈の異なる舞台ですね。機会あれば、また。


Presented by Y. SATO, in 2017
E-Mail ysato@blue.plala.or.jp