2016/12/3(土)13:00〜15:30
於:KAAT神奈川芸術劇場(神奈川・横浜)
忙しくなってなかなか予定が追えてない舞台関連。
MCで言ってたの思い出し、12月行けるタイミングの近場神奈川公演を
当日券で観て来ました。
通勤途中にポスターだけは見掛けてたので、
新国立劇場で1月にやるんだなとは思ってたのですが、
ちょうど1年になりますかね、地球ゴージャス公演から。それにしても、12/2?3?にもありますと、
MCで言ってたからちょい調べてみたらなんと、
プレビューでしかも神奈川でやるとの嬉しいお知らせ。
カービバルもそうでしたが、神奈川からスタートというのは
嬉しい限り、行きにくい中でも近いと行きやすいじゃないですか。ここ最近の舞台観劇はほぼ出張の合間になるために、
行けたら当日券が基本。さくちゃんのこの公演も例に漏れず
同様に考えていたところでした。今回わたし的目玉としては、
主演のみつきがさくちゃんと共演するということ。
セクシーボイスアンドロボの主題歌を歌う少女・みつきとして知って
歌手として好きになり、だいぶ後になってから気になり出した
高畑充希さんという女優がいて、同じ人だとわかったのは少し後になって
のことでしたので、わたしの中ではみつきさんですね。舞台は奇跡の人を銀河劇場に観に行き、ここは今度さくちゃんも主演舞台やるから
いろんなつながりがありますよね。いやおうなしには、今回と同じように当日券で
ならんだけれども、実に本当に最後の一人というところで完売・観れずだったのが
悔やまれる幻の観劇でした。今回もそれが想定の中に少しはありましたが。女優としても歌手としても注目してたから、CMでの歌も好きだったし
昨年の10周年ライブはチケットあったのに急な出張で行けなくなった
のは本当に残念でした。その後一気に人気になり、ドラマも深夜や月9、朝ドラにまで出るようになって
今回はさくちゃんとの共演で、ようやく観に行くことができた次第。
奇跡の人は、ヘレンケラー役なのでセリフなかったですからねw。開演1時間前から5F受付で当日券発売。
このレギュレーションに従って、だいたい2時間前目安で会場へ。
11:10過ぎ、着いてみると2階まではエスカレーター
で上がれたけど、そこから上はまだ封鎖されてました。
待ち人は、3人ほどだったので、4席以上あれば入れそうですね。
11:38、エレベーターが動き始め。もうそろそろかな。
12:00、定刻に案内され、エスカレーターで2Fから5Fまで移動。
当日券の買い方は、空席の位置を座席シートにマーカーで印をつけてあって、
好きな位置に早い者勝ちで確保していくことになる。ざっと見二階席含めて
10以上は空いてたから余裕でした。前三人で、中央列の空席は埋まったので
右側でなるべく真ん中に近いほう、これがイコール前にも近いほうということで
ここに決めました。S席なので高めだけど、他の会場よりは1000円安いのかな。指定席なので急いでくる人はそうそう居ない。
真悟のチラシをもう一枚もらってからゆったりと入って物販へ。
決めていた通りで、プログラムとクリアファイルを購入。
販売員の説明は、色が2色裏表で違いあって、4色は4種じゃなくて2種類のこと
かと思ったのですが、どうやら勘違いで、イラストが4種に、色は4色がランダム
でつけられていたようでした。なるほど深いですね。
タイムスケジュール、少し前に上げてる人がいたので、見つけて保存しておきました。
幕間があって、2時間半の中で正味130分とのこと。このくらいの長さなら
休憩なしでぶっ続けでやる舞台も最近は多いですが、転換があるのはありがたい。
特に今回は、予習してないこともあって、結果的には幕間でパンフ読み込んだことで
後半からなんとかついてけるようになった次第でした。着席して待ち。アナウンスによるとホール内は公演中電波遮断装置使うようです。
最初はパンフでキャラ名くらいを見た程度にしてたので、やられましたw。13:00、ほぼ定刻開演。
原作知らないとほとんど初回ではついてけない難解さでした。
楳図かずお作品は、神の左手悪魔の右手辺りをリアルタイムで読んでましたが
コミックで観てても難解なので、舞台かという別メディアへの展開は、わかりやすく
良い方向になるとも思えましたが、まるっきり基礎知識ゼロでは楽しめるもの
ではなかったですね。最低でも2度、できれば3度は楽しみたい作品と思いました。みつきの相方役、門脇麦のわたしの印象は、ブラック・プレジデントで観た
無個性な演劇部員がおそらくは初見で、そのあとのセーラー服と宇宙人で定着、
探偵の探偵ラストで衝撃を受けたのがザックリとしたところ。
今回は悟という少年役。しかしわたしは真悟をはじめとする楳図作品では
子供が完璧という通念もあることから、全く違和感なく演じ切ってくれてましたね。むしろみつきの真鈴がいろんな表情見せてくれてて、もう一度最初から観たいと
そう思いました。そしてロビン。ただただ気持ち悪い存在でしたが、そう思わせる
演技をしてくれてた小関が凄いのかなとも思ったり。子供こそが完璧。この考え方で行くと、実はさくちゃんの演じた8歳のしずかも
めちゃめちゃしっかりもので、そのうえであの装い、髪形、表情、仕草も含めて
しっかりとさくちゃんも演じ切ってたなぁと思いましたね。
特にあの独特の髪形の頭と、手に持った人形をいつもぷるぷると振って動かしてる
辺りは最高にマンガキャラになり切った辺りかなと思えました。これまで、漫画原作のドラマには出ていても、ここまで実際とかけ離れた役には
なってきてないかと思うので(ある意味天娘も等身大当たり役)今回のしずか役
は新しいチャレンジになりましたね。それからパンフには書かれていますが、冒頭の東京タワーのシーン「333」では
セーラー服を着てのダンスシーンもありました。これは知らないと見落とすので
2度目からはしっかりと探さないとですね。しずかは目立つからすぐわかるけど
こちらはある意味隠れキャラみたいなもんですからねw。舞台上は、簡単なセットと合わせて、後方壁がスクリーンになった背景やアニメ要素も
取り入れられてて奥行きのある舞台になっていた。
地球ゴージャスではワイヤーアクションによる立体感もあったが、こちらでは
黒子の活躍がかなり大きかった。マンガ特有のアクロバティックな演技も、うまいこと
黒子がサポートして飛ぶように見せたり、組体操のようなことをあっさりとやって
のけたり。これが2か月もの稽古の賜物なのかなと思いましたね。終演後、クラップによるダブルコール、トリプルコールまで出て来ては挨拶して
くれた役者陣でしたが、最後退場の時には、さくちゃんのしずかが、真悟の成河に
お姫様抱っこされて退場していくというお遊びもありましたw。
8歳だからって考えれば納得かもですがねw。15:30、ほぼ定刻終了。ぜひあと1度は最低限観たいですね。
ザックリとした内容はウィキペディア辺りでなぞっておくことをお勧め。
パンフがあれば、解説の文章が原作との違いまで含めたミュージカル版の設定背景を
書いてくれてるので、これだけ読むのも参考にはなるかと思います。
行けるときに行きたい。次はいつ行けるかな。
Presented by Y. SATO, in 2016
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