リブレットffのMMX266というCPUは、音楽ファイルを扱うには必要十分なスペックではありました。しかしながら“映像”に目が行ってしまうとどうしても不満が溜まってきてしまうわけで…。でもやっぱりまだギガノートは高すぎるわけで…。そんなときに出てきてくれた面白いコンセプトのνパソコンは、原点に帰ったかの如く“NEC”製品の雄・バリュースターです♪^^
パソコン環境(6)
ハードウエア VALUESTAR T VT1000J/6FD (PentiumIII/1BGHz) 15インチTFTカラー液晶(高輝度デジタル1677万色、スピーカー内蔵) メモリ128MB(VirtualChannelSDRAM VC133対応) +増設256MB実装済み HDD60GB(UltraATA-66対応、7200rpm) コンボドライブCD-R/RW with DVD-ROM内蔵 (DVD読み込み4倍速、CD読み込み24倍速、 R書き込み4倍速、RW書き込み 4倍速) ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウス グラフィックボードGeForce2MX、ビデオRAM16MB PCカードスロットTYPEII×2(CardBus対応) PCIスロット×2(ハーフ、空きスロット1) USBポート×4(本体×2+ディスプレイ×2) IEEE1394ポート×2(6ピン×1+4ピン×1) パラレルポート×1、シリアルポート×1 FAXモデム(データ56kbps、FAX14.4kbps) USB−MPG2TV(ハードウエアMPEG2ビデオキャプチャBOX) ソフトウエア O S :MS−Windows Millennium Edition IE6 6.0.2600.0000 アプリ :Ulead VideoStudio 4.0SE mAgicTV Windows Media Player 7.1 Windows Media Player 6.4 Jet−Audio Player WINAMP 2.5c NetCaptor 6.5.0Beta4 ICQ98aBeta,Dll1.07(日本語化済み) ReGet1.8(フリー版) FlashGet0.95 インターネットNinja2001 MS−Word2000SR1 MS−Excel2000SR1
本格的に「買おう!」と思い出してからも、どうしてもスペースの都合上ノートにしか目が行かず、そんな折りちょうど会社で「K6−2+500クラスのA4ノート」「PentiumIII450クラスのA4ノート」に触る機会があり、これで暫くはムービーなども観てました。でかい液晶のフルスペックノートもいいものだなぁ、ミニノートは高いし、とか思いながら。どちらも128MBのメモリを積んでて、やっぱりメモリって重要なんだなぁと思って、試しにリブレットffも128メモリにしてみたりして、なんとかかんとか苦しいながらも映像編集&鑑賞をやってみてました。
でも遅いっ!どのくらい遅いかって、特にエンコード作業などは、PentiumIII600だと10分くらいで終わるのに、悲しいかなリブffメモリフル増設128MBとしても、1.5時間掛かる。ここにMMX266の限界が見えたのである。
ではどのくらいスペックを上げれば良いのか。相変わらずノートのスペックを眺めてると、PentiIII、セレロン、Duron、K6−2+などなどいっぱいあって、どれも400〜600、いいとこ700クラスのCPUが列ぶ。850なんてモバイルPentiIIIもあるが、高いのなんのってまず手が出ない。それに比べて自作だのデスクトップだのと来たら…。ノートで買える価格なのは、せいぜいPentiIII700、あるいは廉価CPUで我慢するくらいしかないのである。
でもやっぱり買うなら「ギガ」、それもアスロンではなく「PentiumIII」と希望は高く持った。いや、この位でないと、また暫くしたら使え無くなるんじゃないか?という思いもあったし。今までがクロック数にして2倍2倍で来てたもんだから、それからすれば500近辺になってくるのだが、どうも納得いかん…。ちょっとは新しい四角いシンクパッドに揺れもしたけどね^^;。あれも面白いコンセプトだし。ワイヤレスブロードバンドとかさ。
ノートでなくなった場合、一番響くのは周辺機器の転用が出来ないこと。いくらハイスペックなデスクや自作マシン揃えても、ドライブ類を全て買い直すのは馬鹿っぽいし金が足りない。それでも自作コーナーなどを観ていくときに「液晶ディスプレイで」「小型筐体&小型キーボードで」「CPUは1Gで」「コンボドライブで」「メモリは128以上で」「ハードも数十ギガほしいなぁ」「あとはUSBがあれば」「買うなら20万円台前半」などと考えつつ、やっぱりその要望を叶えるノートを捜してみてたのですが見つからず…。
そんなとき、広告で面白いスペックのパソコンが続々出てるのを発見した!!
・CPUPentiumIII1BGHz
・液晶ディスプレイ付属
・小型縦置き筐体
・HDD60GB
・CDRW/DVDROMコンボドライブ搭載
・価格21万円〜
スペック的にも価格的にも、そして気にしてたスペース的にも何とか収まりそう。しかも似たようなスペックのが各社たくさん出揃ってる!!これは2001年1月モデルだったのだが、ノートしか観てこなかった私は気付かなかった素晴らしいパソコンなのだ!!それがちょうど6月発売のモデルチェンジで一気に誌面を飾り、人気爆発賞品として出揃ってきたのだ。当然の如く値下げする1月モデルは狙い目である。なんせCPU・HDD等のスペックはそのままに、ブロードバンドやら大画面液晶やら、私には必要ない部分でのモデルマイナーチェンジであるからして、そちらにはあまり目を向けなくても済んだわけである。
これだけ列んでみると、どのメーカーがいいのか考えてしまう。最初は「映像ならVAIO?」とか思ってたのだが、店頭に行って観て触って、すぐにNECのユーザーを考えた作り方に感銘を受けた。これはやっぱり長年の、PC9801時代からの経験が生かされたのでは?と思わんばかりの目の引きようであった^^。ちと比べてみたいと思う。
PCカードスロット |
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長年のノートパソコンの周辺機器資産を生かす非常にいい着眼点がこれ。もちろん最近ではデジカメ中心にPCカードはあった方がいいに決まってる状況にある。SCSIカード経由でMOも使えるし、コンパクトフラッシュもメモリースティックも問題なく使える。非常にありがたい仕様のデスクトップだ^^。んで違うところと言えば、まあ予想は付くかと思うが、
VT…PCカードスロット×2
VAIO…PCカードスロット×1+メモリースティックスロット×1
ソニーだから仕方ないか、とも思ったけど、これでちとNECやるな?と思い出した^^。
液晶ディスプレイ |
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VAIOは「ペンタッチ可能」を謳い文句にしてる最新液晶タブレット式ディスプレイが付いてる、と広告には書いてあった。しかしそれは、実際には上位機種のみであって、価格は30万を遙かに越えてしまうようなシロモノであった。なので液晶はどっちも一緒。減滅点ありでVAIO劣勢。
TV機能 |
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結局は不要であったのだが、この機能が付いてる機種、VTは20万前半、VAIOは30万後半になる。同じくらいの価格帯では極力機能を削ってる(と見えてしまう)のがVAIOだったりした。あっても無くてもいいのだが、まあ付いててもいいかな?とも思うので、やっぱりNECが気持ち優勢。
フロッピードライブ |
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これも無くてもいいものに近いのだが、あって悪いものではない。どうしてもFDDというのは必ず使う羽目にはなるのだから。最近は1年に1回程度かも知れぬが^^;。どちらも外付け別売りながら、VTの方はサービス期間限定で、希望者全員に送料のみでプレゼントしてくれるのだ。切手代50円+送料600円、自作のFDDが安いと言っても、なかなか650円では手に入らぬだろう^^。まだまだFDDに頼らねばならぬ人ほどNECがオススメなのだ。
キーボード・マウス |
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ノートパソコンは、キーボードが小さくて省スペース、マウスはキーボードに内蔵されてるポインティングデバイスなので、最初からスペースはゼロ。これに可能な限り近づけることが出来るか?がキーボード・マウスのポイント。
VAIOのキーボードは、でかい。とにかくでかい。しかも独自のデザインで形もちゃんと四角く無く収まり悪いので、置き場所に困る。マウスは普通だけど、どちらにせよ二つともケーブル引き回すことになるので、結構邪魔っぽい。
ここでVTの一番の利点“ワイヤレス”キーボード&マウスが強みを魅せる!しかもキーボードは省スペースに収まるコンパクト設計。マウスに関してもワイヤレスだし、しかもバザールでござーるマウスパッドも付いてきた!(笑)いや〜ほんとユーザーのことわかってくれてるなぁと思った次第でしたね^^。
但し、忘れちゃならないのがワイヤレスの落とし穴。どうやって動いてるのか実際組み上げるまで疑問だったのだが、なんと“乾電池駆動”!キーボードは単3が2本、マウスは単4が2本で動いてるのだ。デスクトップでありながら、バッテリ駆動時間を気にせねばならぬ辺りが、ノートとの融合的面白さ。やはりこれは省スペースデスクトップではなく、セパレート大型ノートパソコンと位置付けるべきタイプですな^^。
まだまだ使いこなせてはいないが、まずスペックは整った^^。あとは順次楽しんでいきましょう♪^^ 使いやすくなったWinMEも嬉しい! XPとか出てきてますが、今はこれが環境としては一番使いやすいですね。その辺りはいずれまた何かの折りに。