パソコンは1台で何でも出来ることこそが素晴らしい!という時代は終わったと私は思います。CPUのクロック数も行くところまで行ってるし、マルチタスクもそこそこできるようになってはきたけど、所詮Winで複数のアプリ開いてお仕事、なんてのは“ビジネスPC”に任せておけばいい。私のほしかったのはこんなPCだっ! そう思わせてくれたのが、この外部リモコン&ヘッドホン付きMP3プレーヤーPC“リブレットff”です♪
パソコン環境(5)
ハードウエア Libretto ff 1100 (MMX pentium/266MHz) 7.1インチTFTカラー液晶(1677万色) メモリ64MB(EDO)+増設64MB実装済み HDD3.2GB(FAT32) PCカードスロットTYPEII×1(CardBus対応) スマートメディアスロット×1 USBポート×1 FAXモデム標準装備(データ56kbps、FAX14.4kbps) ビデオカメラ標準装備(1/4インチC−MOS35万画素) 赤外線ポート標準装備(最大4Mbps) サウンドブラスターPRO互換音源標準装備 (ステレオ16ビット、44.1kHz) リモコン“i.Shuttle”標準装備 (外部よりPC電源管理、ソフト起動終了操作可能) 大容量バッテリパック(最長5時間稼働) TVCC1(コンピュータテクニカ製 テレビウォッチカード) ソフトウエア O S :MS−Windows98 IE6b 6.00.2462.0000 アプリ :LIVE MEDIA PLAYER(MP3再生) WINAMP 2.5c
私がMP3を知ったのは、ふりーとーくによると昨年7月半ば。もう1年以上経ってますね。暫くしてから、今でも愛用している初代mp−man(スケルトンボディ,64MB)を購入し、以来mp3データの作成などをパソコンを触るための楽しみの一つにしてきました。つい最近になって、各社が小型のMP3プレーヤーを発売し始めて、この規格もメジャー化してきました。
そこへきて、リモコンで操作できるMP3再生ソフトを入れた新規格のパソコンが出てきました! もうこれはMP3だけのためのパソコンです。64MBの少し手狭なメモリ環境も、現在では小さい部類に入る3.2GBのHDDも、全てはMP3を聴くためにのみ存在します。くれぐれも他の雑多なアプリなどは入れないようにしましょう(笑)。私は今回はネットスケープやATOKすら入れてません(撃)。
リモコン『i.Shuttle』の使用感はなかなかのものです。スイッチを押してからパソコンが立ち上がってスタンバイになるまでの時間を、画面を見ないでわかるようになっておかないと、いったい今Windowsがどんな状態になってるのかわからなくて困りますが^^;、一度立ち上がれば問題にならないでしょう。それと、リモコンで電源ON/OFFするときの注意点として“パスワード指定してはならない”ということ。
私は他のノートは全て電源ON、あるいはサスペンドから復帰するときもパスワードをキーボードから入力するようにしています。セキュリティのためですね。しかし、リモコンで画面を見ずに、またキーボードに一切触らずに操作するには、パスワードを入力することが出来ないため、これを外しておかなければなりません。最初は電車の中でそれに気付いて、かなりあわてたものです。このパスワードを使わないという辺りも、パソコンとして使わないという割り切りが必要な部分だと思います。大事なデータは入れられませんからね。
リモコンのボタンは、サイバーショットなどと同様なジョグダイヤル方式になってるので、操作自体は慣れてるのでよかったです。実際初めてでも使いやすいと思いますね。ここにパソコンの電池残量も三段階で表示されるようになってるので、ほんと本体を確認しなくても余程のことが無い限り大丈夫です。余程のことが無い限り…。
余程のことは起こります^^;。リモコンディスプレイに「エラーが発生しました。パソコン画面を確認して下さい」みたいなメッセージが出たのには驚き^^;。リモコンに是非Ctrl+Alt+Deleteボタンを付けてほしいと思った次第でした…。やはりこれはパソコンであり、その中でも不安定なWin98上で動いてるということは忘れてはならないでしょう。いつでも万一のときに本体を取り出してディスプレイを開けるという作業ができることを前提で使う覚悟をしておきましょう。
しかし、安定してしまえばあまり起こりません。一回一回スタンバイではなく終了してしまえば、トラブルは少なくなると実感してます。もちろんその分起動時間はかかりますが…。起動と終了は、成功したことをWindowsの起動音、終了音で知らせてくれるのでわかりやすいでしょう。
ソフトの操作は、やっぱmp−man並みかな? 一曲一曲送っていくことしか出来ないから、曲目リストから選ぶようなパソコンライクなことは望まぬが吉でしょう。まあ、最近の携帯MDなどでもそこまではできないんじゃないかと思うのですが、どうでしょう? ランダム選曲が選択できないトラブルがしばらくあったのですが、どうやら演奏を停止すれば大丈夫みたいですね。取りあえず1GB程のMP3データを入れて、荷物が重くないときなどに持ち歩いて楽しんでます。
バッテリの保ちは、やはりリブレット。2時間がせいぜいですね。片道1時間くらいの外出だったら、なんとか往復の時間だけは聴いていられるでしょう。本気でMP3プレーヤーとして使うのであれば、やはり大容量バッテリが必要。私も購入検討中です。オプション機器は恐らくこれのみですね、買うのは。これはMP3プレーヤーですから、別売専用FDDや専用CD−ROMドライブなど無用の長物。買うつもりは一切ありません(笑)。
もうひとつの装備品はビデオ録画もできるデジカメ。VAIO−C1以来、カメラ付きのミニノートが流行りだしたけど、今一魅力に欠けていました。性能的にもサイバーショットで充分だし…。今回はMP3メインの購入でしたが、付いてるものは折角だから使ってみましょう♪ということで、購入翌日にたまたま行ってきた花火大会のムービー&フォトをうちのページ内にアップしています。結構簡単に撮れましたが、売りのMPEG4圧縮というのが出来ませんでした。これはどうしてなのかな?あまり使ってないので追求せずやめちゃいましたが、AVIとしておいて、あとでMPEG1に圧縮するフリーソフトで高圧縮すれば、アップできるレベルにはすることにできました。この程度で使えれば、まあいいかな?
折角パソコンとして使えるのにもったいない!贅沢な使い方だ!と思われるでしょうが、これこそ真に趣味的な使い方^^。パソコンは仕事に使うものにあらず、身につけて楽しむことこそ本領!と言わんばかりのコンセプトにすっかりハマリました^^。これからもチャンドラの隣で、小さな小さなオーディオマシンとして愛用していきたいと思います♪