スカパーでやってる熱き作品、ボルテスVの感想と、健一の名セリフをまとめました^^。
超電磁マシーン ボルテスV#40(2000/07/09)
最後の決戦を前に震え上がる貴族共。見苦しいことこの上ない。だが、無駄死にと分かっていても、死を恐れずに戦い抜くことを誓うたった一人の真の貴族・プリンスハイネルや潔し。解放を目指す技術者・労働者たちと血迷い逃げ惑う貴族たち。誇りに生きた男を守り抜いた愛に生きた女。そしてもちろん、願い叶って父をその手に抱きしめる剛兄弟。こんなシーンまでをラストに演出してくれる、長浜アニメってやっぱり人間ドラマです。
「たとえこの身が炎に焼かれようとも、国を救うためなら命を捧げよう!」血を吐くようなハイネルの最期の叫びは、ボアザンの最後の力を呼び覚ます。迎え撃つボルテスの天空剣。ロボット同士の剣と剣との一騎打ちは、いつ終わるともなく白熱していく。角のある者と無い者、それぞれの誇りを賭けた生身での決闘の結末。平和を願う鳩の印。血で血を洗う兄弟同士の戦い。それは、ハイネルの死と共に終幕を迎えた。最後に、兄弟の、血の繋がりの大切さをお互いに噛み締めながら。
「子供達よ。父や母や兄弟を愛するように、人間同士が宇宙を越えて本当に愛し合えるならば、そして地上のあらゆる動物や植物を、山や海を愛することが出来るならば、宇宙はいつまでも平和だ。」ラストを飾るこの剛健太郎の言葉が、長浜忠夫監督の言葉としていつまでも生き続ける。いつの世の子供達へも、生きていくためのメッセージとして語り継がれる。長浜アニメはこの後も「闘将ダイモス」として続いて行くわけだが、やはりタイトルこそ変わるものの、その想いは息づいていると思う。是非にこのような深いメッセージの籠もる感動のアニメ作品の復活を切望するばかりである。それが今の世を快方へと向かわせるひとつの方法であると信じて。
超電磁マシーン ボルテスV#39(2000/07/01)
遂にボアザン本星へと突入するファルコン、そしてボルテスチーム。可能性があるなら、たとえそれが僅かであってもそれに賭ける!それが男の戦い方だと言わんばかりに^^。敵の最終兵器をもかいくぐる小ワープ最大出力!まさにヤマトやデスラーが得意としたあの戦法である^^。不屈の闘志で立ち向かう地球の戦士達の前に、勝利の美酒などとたわごとを言ってる貴族どもなど最早敵ではない。仲間よ武器を取れ!ボアザンを解放せよ!!
勝機を掴むまでは、耐えることもまた戦い。ボルテスで勇み足を踏むよりも、今はただ仲間の戦いを見守るしかない。父・ラゴールとの涙の再会も目の前。決死の脱出作戦を完遂すべく、今戦地へと赴くボルテス。父の指示により敵の中枢を叩くボルテス。最初っから天空剣で攻め立てるのは本気の証。敵もそれだけ最終血戦に本腰を入れていたわけだが、やはり必殺超電磁ボールの前には敵ではなかった。そして眠りから目覚めるハイネル。ここに真の敵同士・最終血戦の火蓋が切って落とされる!ボアザン貴族の誇りに賭けて、最後の決戦に挑む潔き武将・プリンス=ハイネル。全ての終わりの地、黄金城に何かが待つ。
超電磁マシーン ボルテスV#38(2000/06/24)
ソーラーバード、そしてファルコンの謎が明らかに。ボアザンの技術者の知識の集大成がここにある。宇宙を駆けるソーラーファルコンの勇姿。しかしこの頃のワープ航法には核融合の昔ながらな欠点があった。そうでなくとも出現地点の障害物は、油断すれば機体を宇宙の塵に変える。最終決戦に挑むボルテスチーム。果たして勝利を掴むことはできるのだろうか?
宇宙空間でも変わらぬどころか、さらに強くなってるボルテス。物理兵器にしても、炎にしても、物理法則無視してても最早関係なし^^。一気に窮地かと思いきや、素粒子粉砕砲なんて飛んでもない武器まで装備してるファルコン恐るべし^^;。分子分解はやっぱ最強武器ですよね〜^^。そして最終防衛システム・ソドムとゴモラ。苦戦必至のボルテスとファルコンは無事にボアザンの地に降り立つことが出来るのだろうか?残り数話を見届けよう。
超電磁マシーン ボルテスV#37(2000/06/18)
要塞の防衛システムに対し、わずか一機のロボットだけで立ち向かうというのも、今考えるとすごいことだ…。戦略がどうとか戦術がこうとか、そんなことは関係ない!我々には城の中に捕らえられている多くの人たちを助け出す責任があるのだ!!その正義の心だけが立ち向かう武器であり、そして見事に勝ってしまう爽快さ。これがロボットアニメの醍醐味です^^。現実がどうであれ、理想とはどうあるべきかを正しく認識しておかなければいけないのです。それがわからなければ、人は誤った方向へ行ってしまう。情操の教育とはこういうところで体験していなければ身に付かないんだと、私は思っています。ピンチが訪れたとき、どうやって切り抜けるのか、作品を通してわかってくれればと思います。
味方に裏切られる惨めさを思い知ったハイネル。ハイネルとジャンギャルの境遇は、どこか義経と弁慶を思わせるところがある。潔さ、男らしさは見るべき点があります。誇り高き敵と、大義のために戦う戦士達。観ている者を惚れ惚れさせる華があります。ボルテスはやっぱり偉大なのかも知れない。後の世に、いつまでも語り継がれるべき名作です。是非とも皆さんに観て頂きたい作品ですね。
超電磁マシーン ボルテスV#36(2000/06/10)
父に会いたい気持ちは募るけど、地球を守ることこそ第一義。それこそがボルテスチームの在り方。ハイネルも尻に火が着いて躍起になってる。最終決戦間近です。
ソーラーバードに賭けるボアザンの技術者達。剛博士のピンチを救ったのはやはりボルテスチーム。誰よりもうれしさを隠せない剛三兄弟。それは日吉だけじゃないよね。今回のようにボルテスVの戦闘シーンが全編に渡るのも好きですね^^。苦戦はしてもやはり天空剣は強いよね^^。
それにしてもまんまと填められてしまったハイネル側地底城とボルテスチーム。剛博士は何処へ連れ去られたのか。でも今は、目の前の強敵を倒すことのみ。父さんに会う日まで、がんばれ三兄弟!
超電磁マシーン ボルテスV#35(2000/06/10)
聖悠紀がキャラクター原案だったのか。なるほどすごいよ。超人ロックとボトムズ夢の競演って感じで^^。 剛博士の粋な計らいで親子の情を深め合う親子。マッハ25のプラズマイオンエンジンってのは、やっぱすごいよねぇ。さすが健一の父さんとボアザンの科学力。乗ってるベルナールはCV森功至さん^^。こちらもポイント^^。
しかし当然の事ながら破られるべくして破られる合体変形の瞬間。複雑な合体ロボの辛いトコだよねぇ。白兵戦の光線銃対手裏剣もすごいけどね^^;。戦闘自体は簡単に終わってしまったけど、最後に悲しみを見せてくれるのもこの作品ならではだよな…。泣かせるぜ。
超電磁マシーン ボルテスV#34(2000/06/10)
人の心の悲しさにつけ込むボアザン星人の戦略。ファルコンの中に広がる不和は、ボルテスチームを精神的に追いつめていく。容赦のないボアザン軍は大切な人の死をも武器として仲間割れを画策する。しかし左近寺博士の信念は固い。それに答える健一の答え。
「辛かったんです。苦しかったんです。そんな彼の心の苦しみを、わかってあげたいと思います!博士!僕は仲村さんの心の苦しみが、理解できる人間になりたいんです!僕はこのことをある人の言葉から学びました。人の心の悲しみを、知れと教えてくれたんです!人の心の悲しみを知れと…。言われたそのときハッとしたんです!博士、僕は中村さんと一緒にボアザン星の悪い奴らを倒しに行きたいと思っています。これが僕の答えです!!」
最高に語ってくれますね!当然ながら左近寺博士も折れるわけです^^。すごいよ、さすが健一だよ^^。そしてたとえ親の仇であっても、敵を殺すことに異を唱える健一。
「あなたは教えてくれた。人の心の悲しみがって。それは相手を許す事じゃないんですか!?憎しみだけでは、彼らと同じになってしまう。人間には、あたたかい心がいるんだ!!」
親を殺されたのは皆同じ。中村さんの最期に応えた健一は、うなずくだけでもやっぱりかっこよかった。こんな男になりたい!そう思わせるほどに。
この作品、ボルテスVになって戦うシーンは、かっこよくはあるんだけど、やはりメインはどう観ても熱い人間ドラマですね^^。続けてみましょう。
超電磁マシーン ボルテスV#33(2000/05/19)
ボアザン星人の血。それが剛三兄弟に与えられた宿業。ハイネルのような存在も、この時期のアニメには多かったのかな?主人公の重すぎる宿命と、それを乗り越える力を見せ、さらに美形の悪役が引き立てる。やはりアニメに無くてはならないですな、この展開^^。敵の術中にあまりに安易に陥るのも^^;、基地を包む薄いバリアーも^^、全てが懐かしい限りですな^^。角のないボアザン星人の明日は何処? そっか、この作品も塩山紀生さんだったのね^^。やっぱり剛健一一押し♪
超電磁マシーン ボルテスV#32(2000/05/13)
スカパーは本当に嬉しい作品がやってますね^^。既に記憶の片隅にしか残ってないような名作がこうして観れるのは嬉しい限りです^^。歌がいいんですよ!ホント好きなんですよ!!OP、EDともこの「全部ひらがな」ってのがまたいいなぁ^^(ボルテスファイブはカタカナですけど^^)。また是非とも歌いたいです^^。
愛する人たちを失っても、泣き言ひとつ言わずいつも明るい顔して、ひたむきに頑張る主人公達。次々と死んでいく仲間の仇討ちを誓い、涙する姿にBGMはOPのこの歌。ほんと泣かせますよね。今日も怒りの超電磁コマが炸裂してます。軽い忍者のような身のこなしも手裏剣の技も、今のアニメではお目にかかれないような凄さ^^;。しかし怒りに任せて敵を殺そうとする仲間を止める潔さも見せる。正義の味方・巨大ロボットモノの王道、これでこそ昔ながらのアニメですよね。
「わかってくれ一平!奴らが俺達をどう扱うかは、俺達もよく知っている。しかし、だからといって俺達が奴らと同じ真似をしていいという法はない!ボルテスVの誇りにかけてもだ。たとえ、敵と味方に分かれていても、流れている血の色は同じだ!この俺の、血と同じように…。」健一の言葉はいつも心を打つ。熱くさせる。ほんと、健一みたいな主人公って最近減ったよなぁ。絶対いてほしいよ!こういう男が!! そしてこの後だからこそ、あの合体シーンが引き立つのですよね。超電磁ボールから必殺のVの字斬りまで、ホントかっこいい!また次回も絶対観たいぜよ^^。