一言書評 〜3×3EYESの感想〜


3×3EYES(39)(40), THE FINAL(2002/11/10)

 大団円!!
 長かった15年もの歳月、途中停滞もあったりしましたがよくぞ続いてくれました!!そして、長すぎて何度か挫折しかけたりもしましたがこの最終巻を読んで「読み続けてて良かった!」と心から言える珠玉の名作となってくれました!うまくまとめてくれたなぁ、うん^^。 途中挫折した方も、最後の最後だけでも読んで欲しい!

 この「2冊同時発売完結」というのは、1冊作るのをサボってたわけではなく、より感動を大きくするための仕掛けだったように思います。正直、これだけ長続きした作品を、たま〜に出る1冊ずつで読んでいくと、どうしても前巻のあらすじを忘れてしまったりして熱が冷め気味になることが否めない。ラストが良かったこともありますが、この2冊は纏めて読むのに相応しく一繋がりになってたように思います。

 15年です。大学入学直後に、2時間もかかる電車の中で読み耽っていたことが思い起こされます。あの頃は周りにサザンが語れる人も居たので、より楽しめましたね^^。いつまで続くんだろうと思いつつ、読むのやめてった人も多かったことでしょう。正直、全てのサブストーリーまで覚え切れていません^^;。まあこれだけ続いたんだからそれも仕方ないか。読み返すのも一苦労だしねぇ。

 と思ってると、そう思った人のために用意されたかのようなファンブックが1冊同時発売されてました^^;。正確には「3冊同時発売完結」だったのですね。これ気が付いたのが、帰りの電車の中で2冊読み終えて感慨に耽った後、完結記念テレカの応募要領を見ていてでした。「THE FINALの応募券とアンケートハガキ」と書いてあるのです。何だそれ?と思ったのですが、どうやら買い逃してきたらしい(汗)。まだ帰宅前だったので、そのまま二駅乗って家の近くでは大きな本屋へ直行!探し始めた次第でした^^;。

 夜遅くまでやってる大きな本屋が二軒あるのですが、片方には39巻が一冊あるだけという酷さ、もう片方はさらに酷かった…。立ち読みしていいようになってるのは、良い場合と悪い場合がありますね。ブックオフでもあるまいし…。そこには2冊の「3×3EYES THE FINAL」が袋に入らず棚に収まっていたのですが、なんと言うことか、1冊は「アンケートハガキ」が何処探しても入って居らず、抜き盗られたようでした…。もう1冊はさらに酷く、アンケートハガキが無いのは同様、さらに帯裏の「応募券」が千切り盗られていました。これじゃあ商品価値無いって…。少なくとも私の買いたかったTHE FINALはこの店にはありませんでした。残念ながら…。

 それはさておき、大きな2軒には無かったのですが、最後の小さな1軒にちゃんと袋で封してハガキもちゃんと入ってる(当たり前だ!)のがありました♪^^ので買えました!! これはですね、15年全部遡ることが出来て嬉しい1冊です。アニメ化されたときの声優である辻谷&林原が記念に対談したり、高田裕三氏がこれでもかと15年を語ってみたりと、てんこ盛りな内容です。ともかく、応募券3枚と、アンケートハガキがGETできたので、抽選1000枚限定のテレカに応募してみたいと思います^^。読み応えありますので、時間が出来たときにゆっくりと読みたいですね^^。


3×3EYES(30)(98/12/06)

 今回描かれた夏子の精神意識世界、幸せの意味、心の闇…。記憶に新しいのはエヴァの心象風景。人の心に潜む醜い部分を、何処まで掘り下げて論じきれるか? そんなことの試みであり、そういうことを久々に考えられるいい機会だったと思う。一々うなずいてしまう自分も怖いが、まあそんなものなんだろう。断片的な、小さな幸せのカタチを確認しつつ、頑張ってみようと思う。あんまり深読みすると疲れるだけになりますので、さらりと流す感じでご一読下さい^^。


3×3EYES(28)(98/06/06)

 こいつもドラゴン・フィストと同じくらい長いんじゃないでしょうか?今回はクライマックス近し!ということで、ストーリーダイジェストがしっかり書いてあって、話の流れが思い出しやすくってよかった^^;。ベナレス、そしてシヴァとの最終決戦、ひとりの犠牲もなく終焉の刻を迎えてほしいものです。それぞれの思惑が錯綜するこの物語、あと少しです^^。続きに期待しましょう!