謎解きもさることながら、やはり各主人公達の心理描写、特に罪を犯した者たちのそれに至るまでの葛藤と苦悩というあたりが徐々に露見してきて、いろいろと考えさせられるドラマでもありました。過去・現在・未来という時間的概念も自分というものを形成する欠かせない要素なんだということ、思い知らされます。辛いことも耐え難いことも、支え合い励まし合って乗り越えて、共に生きていきましょう(^^)。
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜 終幕スペシャル(98/12/24)
見えてきたもうひとつの衝撃の真実…。実那子が、ドラマを見てる人たちが、驚き続けるであろう80分が今始まった…。
ここまできて、さらに犯人像は二転三転する。意外な人物がどんどん浮上してきて、もう誰が犯人でもおかしくないという状況になってる…。でもやっぱり…。
私が第一回に感じた、ファーストインプレッションはズバリ的中していた。ちょっとした仕草、言動に垣間見えた正常でない心理は、やはり本物だったのだ。ずっと見守っていた人、ずっと監視していた人、同じ15年間でもこの差は大きい。そしてその心の歪みも…。何がこうも人を狂わしてしまったのか?法の裁きを逃れ、人の裁きをうけようとするその心は…。異常って何?正常って何?それは人の弱さそのものなのかも知れない…。そしてもうひとつの復讐劇も始まった…。
誰よりも深い愛情こそ、幻想を、狂気を生み出すのかも知れない…。それが母親の幻想を生み出し、愛する者への殺意へと繋がった…。それが狂気に走った者たちの末路だったのだろう…。
眠れる森から始まった物語は、今また眠れる森へと帰ってきた。これからの人生、何があろうと、生きて 生きて 生き続ける… そう心に刻んで、二人はこれからも生きていくのだろう…。〜終幕〜
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/12/17)
第11幕はオープニングから違う。ついに暴かれる犯人の素顔…。既にオープニング曲の詞からヒントを得る時期は終わった。眠れる森の本編はここより始まる…。
真実を語る手紙が、まずは手がかり。何を見て、何を願ったのか?次の手がかりは、レシート。その足跡は、驚くほど精確にわかり…。そして驚くべき事実は…(絶句)。
友達の葬式が終わる頃… サンタクロースはクリスマスにやってくる。真実と共に…恐怖と共に…。心の隠れ家に眠ってる、犯人の素顔は…?
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/12/10)
解き明かされたと思われた真実は、また振り出しに戻る…。まだ二転三転する模様だ^^;。全ての人が暗躍してるようで、まるっきり先が見えない…。
記憶は刻とともに薄れゆく…。嘘の記憶も楽しい想い出。大切な夢で、眠れる森で繋がっている二人…。大切な想い出としてとっておくことも、それは幸せに繋がる一つの道かも知れない…。
不可解な暴行魔は、果たして犯人なのか?なんの犯人?全ての謎を解き明かす鍵は、やはり失われた記憶だけ?思い出さない幸せと、思い出す残酷な現実。でもその現実の向こうには本当の幸せが待っているのかも? そしていつまでもいつまでも心は揺れ動く、どっちつかずのまま…。
サンタが用意するプレゼントは、いったいどんな…?それこそが恐ろしい真実なのか?続劇。
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/11/26)
ひどすぎる真実を知ったことで、また突き放す…。これも愛情。それは知らない方が幸せだと思うから…相手のことを誰よりも思うから。でも、いったいほんとに知らない方がいいのか? でもいずれ知れてしまうのだろうから、いっそのこと自分が教えた方が…。いろんな葛藤がある。だからこそ、人は悩む。
知的欲求というのは、意外と抑えられないもの。特に、それが自分に関わるものであれば尚更なこと。走り出したら止まれない。どこにそんな強さが潜んでいたのか、と思われるほど頑なになる。とにかく動かずには居られない。知らずには居られない。そういう欲望、願望、希望、切望、熱望…。暴走する望みは叶えられるのか? 明るい過去は、見えそうにない…。それでもやはり、知りたいと思う。
知ることは、権利から義務へと変わった。もう後戻りはできない。裁きの日は、もうすぐ訪れる…。
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/11/19)
悲しい過去、辛い過去、痛い過去…。憎しみの果てに起こった、と考えられる過去の話は、本当なのか…?周りの幸せのために明るく笑っていられる少女…。どれが本当の顔?物語の端々に、そのヒントは隠されていると思う…。15年の時効成立、笑うのは誰か?
徐々に解けてきた謎。かつての金田一耕助シリーズの如く、この物語も最後には“血のつながり”までいってしまうらしい…。過去過去過去過去過去…。忘れてしまいたい過去がある…。つきまとう過去を全て背負っていけるほど、人は強くない…。でも、それでも生きていかなければならない。それをやめてしまえば楽かも知れないけど、それを知ることで、またひとつ大きくなれるかも知れない、そう思いながらうっすら見え始めた過去を正面から見つめる。そうできるようになるため、強く生きていこう。
このドラマ、観方を変えると、ものすごい“情報戦”である。少ない情報から、さらに情報を探り当てる。そしてそれを表から裏から闇から手に入れようと、いろんな人間がいろんな立場から暗躍している。さて、この情報戦を征するのは誰か?^^
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/11/12)
人を好きになるって、痛いよね〜…。耐えられるかな?いや、この場合耐えなきゃいけない!そう考える、彼の場合。何と言っても危険は身近に迫っているから…。
知らされた真実はかなり衝撃。あなた何者?私は何者?衝撃よりも先に自分を知りたいという知的欲求が先行する。見守っていたのは誰なのか?犯人は?真相は?…ふりだしに戻る…。
フラッシュバックがみせたのは、本当に真実なのか?謎がみんなの愛情をさらに深め合う…。
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/11/05)
わかってきたようで、どこまでが本当なのかわからない…そんなもやもやした状態だと、やっぱ気持ち悪い…。それでたどり着いた真実の糸口、手がかり、証人…。植え付けられた記憶の正体、隠された真実、それによって知らされた現実の危機…。
物語も中盤。ほぼ明かされた真実、これからはいよいよ現実との対決、といったところでしょうか? やはり、ファーストインプレッションで懸念された、すぐ身近な方の危機が…。まだまだ予断を許さない展開が待つ…。そんな、さらに隠された現実を、実那子はまだ知らない…。さて、まだまだこれからが本番。どんなどんでん返しが待っているやら…?
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/10/29)
ついに始まった直接対決だけど、やっぱりペースは変わらず…。まあ、あのペースを崩せる人はいないでしょうが…^^;。
真実に一歩ずつ近づいて、そして隠された記憶が浮かび上がる…。明かされていく記憶と真実は、痛みと恐怖を伴う…。果たして殺人鬼は誰なのか…? 運命はどんな残酷さを物語るのか…?
なんだかんだ言いつつ、話のペースに巻き込んで、相手に知らさず悟られず、相手を守っている…。そんな関係を、憎まれながら続けていくって、やっぱりすごい…。憎みつつも相手のことを憎みきれずに、何故か相手のことを知ろうとする自分…。それは、やっぱり二人が何かを共有している存在だから…? それは、いったいどんな過去…?
「過去」、「現在」、「未来」。この物語で度々語られる言葉である…。人が生きていく中で、全てが重要なファクターになっている…。ストーリーの、メッセージの、その全体像が朧気ながら見えてきたような気がする…。どこでどんな思わぬ展開が起こるのか、目が離せないところである…。
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/10/22)
聞くところによると、オープニングの歌詞の中に総ての謎が解ける鍵があるといいます(^^)。
さて、そろそろ役者が揃ってきた。謎めく登場人物たちの関係が徐々に明らかになろうとしている…。いったい本当の顔はどれなんだろう…? そもそも本当の顔って何?みんな人前では何かを装い何処かを偽っている…。そういうものだろう…。
記憶が嘘をついてる…。記憶が定かでない頃の記憶が、まるででたらめに書き換えられてるとしたら…?今持っている記憶は本当に正確な記憶なんだろうか…?記憶が違ってることを不思議に思ったことはありませんか…?記憶って何…?過去って何…?本当って何…?
謎が疑問を呼び、疑惑が噴出していく…。実那子が本当のことを知ったとき、いったいどんなことが起こるのだろう…?真実を知る男は、何をどこまで知ってるのか…?そして、彼の想う処は…?
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/10/15)
面白みのない人生を楽しいものにする。ある日突然自分の前に現れた男が人生にスリルというものを植え付けていく。現状維持であきらめるのか、スリルを求めて危険に飛び込むのか。その辺りを決断できるか否かに、これからの人生というドラマの主人公に自分がなれるか否かがかかってくる。
昨日まではまったく知りもしなかった人に出逢って、オンラインで話したり、オフで遊んだり、そんなことが体験できるのも、ひとつのスリルだったりドラマだったりする。しかしそうして知り合っても、相手のことを知ろうとする努力ってのは、なかなかここまでは出来ないし、やったらやったでそいつはすごいが、捉え方によっては犯罪に近い^^;;。さて、どこまでエスカレートし、またどこまで二人は深く知り合うことができるのだろうか?
眠れる森 〜 a sleeping forest 〜(98/10/08)
最初のオープニングで思いっきり引き込まれるミステリ…。記憶の話… 宇宙の話… 森の話…。難しい話に異臭事件などの現代的な事件も絡めての展開…。出来過ぎの3年間が闇のシナリオを匂わす…。
15年も前の一つの事件が、数奇な運命の人々を今繋げようとしている…。普通の生活を続けてきた彼ら彼女らに いったいどんな運命が待ち受けてるのか…? 「眠れる森であいましょう…」 15年も前のストーカー同然のメール…。待ち続けた予め定められた出逢いの日…。懐かしい風景… 懐かしの森…。過去の自分… 8秒の今を生きる私…。幻想の森の中で見た者は…。
15年を見届けてきた人生の立会人…。だからこそ彼だけにわかる真実の残酷さ…。まずは警鐘… 見守り続ける深い愛…。本当に信じなければならない人は誰なのか…?
真実は 見えるか…?