「きらきらひかる」。この作品はさまざまなこと教えてくれた。
常に冷静な分析とそこから導き出された答えである「真実」のみを信じる杉祐里子と、いつも人の気持ち・相手の気持ちを思いやって、その人になりきって考えたときに初めてわかる「真実」を追い求め、そうあってほしいとひたすら願い、一途に頑張り抜く天野ひかる。周りを固める女性も男性も、ほんとうに「きらきらとひかっている」、そういう雰囲気のあふれる素敵なドラマだったと思う。
作品放映中、さまざまな事件が起こった。そのたびに、過激なシーンを放映しているとして取り沙汰されたりもした。この作品では確かに一部過激な部分もあったりしたが、そういう一部分だけを取り上げて非難していては、物語全体が訴える素晴らしいメッセージを受け取ることは絶対に出来ないであろう。
途中何度か見逃してしまって残念でしたが、ひかるのひたむきに頑張る姿が本当に励みになったドラマでした(^^)。
きらきらひかる・3(2000/04/04)
懐かしいあのテーマにのって、今年も帰ってきましたこのドラマっ!^^ 春の特番恒例になってくれたのかな?4,5と続けていってほしいですね^^。オープニングトークもとにかく懐かしい♪ 遺体が残す、最後のメッセージ。それを聴いてあげるのが監察医。今回も2時間半。どんな活躍を見せてくれますでしょうか?^^
腑に落ちない名医の監察。天野の監察眼は、どこかひっかかる警告を発する。そして小さな命の儚さは、今一度現実に、初心に立ち返らせる。自惚れるな!自分に言い聞かせる。死因を調べ、この子が何故死ななければならなかったのか、それを知るためであっても、遺族の意志は尊重する。命を尊さを扱うからこそ、大事にしなければならないことがある。それだけは忘れてはならないことだ。愛する人の死を伝える役割、いつになっても辛さは変わらない。それは命に対する想いが変わっていないから。決して忘れていないから。その心・気持ち、大事にしてほしい。大事にしたい。いつまでも、いつまでも。
杉祐里子にも食ってかかるようになったし、だいぶいい感じに成長してるなぁ天野は。個人的感情を仕事に持ち込んではならない。特に医者という人間は。純粋であっても、冷静であり続けなければならない。その先に見えてくる答えは…?心に引っかかる疑心は、やがて考えたくない真実に繋がる。事実は、いくら残酷であっても、解き明かさなければ、真実は見えてこない。それをひた隠しに隠そうとする理由、それをわかろうとしなければ、理解してあげなければ、きっと心を開いてはくれないだろう。人には皆、心があり、それを踏みにじることは他人にはできない。でも、それではお互い歩み寄れない。相手が自分を理解してくれなければ、解剖によってみんなが優しくなれると信じてくれなければ、心の刻は止まったままだ。他人を理解するよりも、他人に理解して貰うことは尚更難しい。それを可能にするには…今はまだわからない。難しい、永遠の命題だ。今回は、どうやってその困難を乗り越えるのだろう?天野ひかるは…。
過去は変えられないけど、未来なら変えることは出来る。これもひとつの命題の答えなのかも知れない。過去の過ちにいつまでもわだかまりを持ち続けず、前向きにやり直すことを考えれば、心の道は開けるのかも知れない。今はまだ難しいけど、少しずつ、少しずつ。ドラマは短時間だから、急展開でそれを見せてくれるけど、人生のドラマは、先行きまだまだ長いだろうから^^;。
信じられるかどうかの第2章、明らかにはめられたとわかる父親の無実はどう晴らす??NaCNの謎は解けるのだろうか?悩みの中で、それでも幼子の死体に残る最後の声を聞くために、天野は執刀する。その真実が見えたとき、母親の疑いが晴れたとき、未だ残る父親への疑い。さて、遅咲きの桜は、天野に何を教えてくれたのかな?^^
あなたは間違っている。その言葉を返す気持ちは、つらく、重く心にのし掛かる。心強い月山の決意の言葉は、度重なる警察の不祥事問題を一笑に付す。重かろうとつらかろうと、正しさを貫こうとする意志は、どちらにもあった。監察医は監察医としての本来の意志を持って、最後まで行動した。
本当のことがわかって、よかった。心の底からそうは言えなくても、今は言えなくても、少しずつ、悔いる心が残っていれば、少しずつ少しずつ言えるようになっていくんだと思う。そして、娘の最後の心が伝わったとき、二人に刺さった真実の痛みが、徐々に徐々に溶け始める…。こうして終わった3つの事件、今回もいろんなことを語ってくれた。
「甘くていいんです、心の中くらい。現実は厳しいんですから。」そう考えながら生きていけば、真実の言葉はいつか伝わる。いつかきっと。それがたとえ死後であっても、監察医は伝えてくれる。そう信じて明日を生きていこう。次回も(来年?)期待してます^^。
きらきらひかる・2(99/04/23)
ひかるが監察医になって成長して…、あの感動のドラマが帰ってきましたっ!^^ ニシエヒガシエのリズムも懐かしさに花を添えます^^。実に1年1ヶ月ぶりの登場だったのですね〜^^。オープニングの毒舌トークも相変わらず最高です♪(^^)
たくさんの死体との出逢い、悲しみ、思い出。たくさんの経験を積んで少しずつ成長してきたひかる。今回は医者との対決かな? 元々鋭かった観察力にも磨きが掛かって、先輩たちをも上回る洞察力。頑張ってますね^^。果たしてどんな真実が待っているのでしょうか?
真実は必ずどこかにあるが、必ず辿り着けるとは限らない。厳しいけどこれが現実。辿り着けたものだけをカウントすれば100%になりますが、ほんとは無数の辿り着けなかった真実に気付かないだけ。なかなか厳しいですよ、世の中って^^;。でも小さな手掛かりを見逃さず諦めないことが、真実に近づく第一歩。今日もひかるは頑張っています^^。
捜査は難航。事件の真相は同級生同士の会話から紐解かれるかな?どこに行っても「医者同士」になると話は続かない。人のために働きながら、人からどんどん離れていく、医者という存在。そんな考え方もあるのかも知れないけど、一方でひかるはいつも人に近くありたいと思っている。そんな一途な思いが、今まさに亡くなろうとしている生命を救ったりもする。医者である前に人でありたい。そう願えば医者もきっとひかるのようにまっすぐに生きられるでしょうね^^。根詰めててもいいことありませんて♪たまには風を入れ替えないとね^^。
人の死に直面することは、何度経験しても慣れることはない。自分の責任かも知れない、そう思うと真実を追うことも忘れてしまう。。。でも辛くても真実を明らかにすることで、残された人をさらに辛い思いをすることから救うことができる。死に逝く人の命を救うことはできなくても、今生きている人の人生を救うことができる。医者は人から離れることはない。そういうことですね^^。
死体を相手にするんだからミスは許されない。今までにも何度も繰り返された言葉ですが本当にそう。感情を交えずに如何に真実に辿り着けるか。ひかると杉の対照的な意見のぶつかり合いですが、どちらも想う処はおんなじなんですよね^^。助けた命が残した奇跡が大きなヒントをくれた。これが決め手になるんだから、やはりひかるの思いは、行動は正しかった!そういうことですよね^^。
事件は陳腐な小悪党の反省で終わりましたが、これも悲しい人間の性(さが)の結末。許し難いとは言っても、辛い事件でしたね。たくさん辛い目に遭った人、悲しみを乗り越えて幸せへの第一歩を踏み出した人。本当にいい話でした^^。シリーズでまたやってくれるといいですね。スペシャル版、続編に期待してます♪(^^)
きらきらひかる最終回(98/03/17)
結末は誰もがハッピーに…とはいかないのでしょうか?(T_T)・・・・・・って、あそこまで盛り上げてこの展開もきらきららしくっていいっすね(^^)。
ひかるが思いのままに描いて、そして解き明かしてきた数々の真実。今回も感動的でした(T_T)。
それぞれがそれぞれを語る最終回。楽しくって、考えさせられて、何よりもキャラたちがきらきらひかってて、ほんとーに素敵なドラマでした(^^)。今後もここに出演されてたみなさんの次回作に期待!ですね(^^)。
きらきらひかる(98/03/10)
先週あたりから、なんかサスペンスタッチになってきましたね(^^;
しっかり観てますが、なんかいろいろ裏もありそうで凶悪な展開になりそうですので、コメントし難かったりします。そういう雰囲気に似合わない感じのする、ひたすら純なひかるの活躍に期待します!
きらきらひかる(98/02/24)
「死体はなにもしゃべれないんだ!先入観持って望んじゃダメなんだよ!!」
真実は甘っちょろいもんじゃない。同情などをしていたら監察医は勤まらない。死体は真実を語る。いや、真実しか語れない。その死んだ人たちの真実の言葉を聞いてあげられるのは監察医だけなのだから…。
人は感情の動物であってはならない。どんなにつらくても、耐えられなくなったとしても、その時の感情で人を傷つけてはならない。このドラマは、残酷なシーンが登場するが、それは物語を通して「そういうことをしてはならない」ということを伝えようとしているのだと私には感じられる。物語全体を見ずに、一部のシーンだけを取り上げて問題視するマスコミ報道に惑わされることなく、「真実」を自分自身の感性で読み取れるような人間に私はなりたいと思うし、そういう人間を育てるのが教育というものでしょう。明日が明るいニュースであふれるよう、教える立場の大人たちから考えてもらいたいものである。
きらきらひかる(98/02/17)
死体から真実を追求するのが監察医。今回はその死体がない。それでも真実を知らずにはいられないひかるの想いが今回の事件を解決する。真実は一葉の葉書が教えてくれた。夢かなわず死んでいった大切な人への想いと一緒に…。
解き明かされた真実では、犯罪の証拠にはならなかった。でも、最後に大切な想いを伝えてくれた。守れなくても、心に残る、素敵な「やくそく」をのせて…。
きらきらひかる(98/02/03)
真実を突き止めたことが、新しい事件を起こす。突き止めてはいけない真実があるんだろうか…。いつも冷静な田所が思い悩む。しかし、
「真実から逃げるんじゃ監察医の資格はない。監察医だったら死体と向き合うべきだ。」
その一喝で迷いから覚め、再び真実を追求する監察医たち。
真実は一つ。知れば辛い真実もある。死にたくなることもあるだろう。でも、真実を知ったら、その重みを背負って生きていくのが、生きている人間の努め。だからこそ、真実を追求する監察医たちは強く生き続けている。
きらきらひかる(98/01/27)
真実がわかったとしても、それで死んだ命が生き返るわけではない。それでも、真実を突きとめる。たとえ辛く当たられても、ただひたすらそれを追求することで、いつかそれがわかってもらえて、人の幸せにつながるように…。
感情を交えず辛辣に真実のみを追究することも、感情のままに希望的観測が真実であることを願いつつ行動することも、どちらも勇気がいること。そして、隠された真実を知ることも本当に勇気のいることなのですね。今後の監察医たちの活躍に期待。
きらきらひかる(98/01/13)
個性的な女性4人がいい味だしてますね〜。キャストも結構気に入ってる人ばかりなので今後もチェックしていきたいと思います(^^)。
監察医っていう仕事、大変ですね。いろいろ苦労や想う処も多々あるでしょう。でも、飄々としていながら自分の仕事に誇りをもって自己の正義を貫く姿はいいですねー(>ギバちゃん^^)。女同士のアツいバトルも見逃せませんよ(笑)。いろいろと勉強にもなりますねー(化学とか^^;)。
「真実はひとつしかない。でも人はつい都合のいい真実を作ってしまうものだ。
そして、監察医というのは絶対に真実を作ってはいけない。」
原作はコミックなのですね。でもこれはドラマとして観ていきたいですね。
(しかし、ちゃぶ台をひっくり返す男とは・・(謎爆))