美人姉妹漫画家・大橋薫さん&楠桂さんの作品の感想です。 ページにもすぐ飛べますので是非行ってみて下さいね^^。 |
妖魔(集英社文庫)(98/02/22)
本当に懐かしい楠せんせの名作です。持ってるのにまた買っちゃいました(^^;。
魔狼のことを想い、自問自答を繰り返す緋影と、運命的に緋影そして魔狼と出逢い、死んでゆく人たち…。悲しく暗い雰囲気を醸し出しながら、愛と哀を語っていく楠さんの「鬼」を題材に使った初の作品だったと思います。この後も鬼切丸や人狼草子、鬼魔などでダークな楠桂は読むことが出来ます。その原点ですね。(しかしほんとによく「りぼん」で連載したなぁ(苦笑)。そーとー異質だったでしょうね^^)
大橋姉妹の作品はファンロード作家陣の時代から、ほとんど(全部ではない)買い続けてまして、今でもそれは続いてます。今回は解説マンガを薫さんが描いていて、この昔を懐かしむお話が面白かったのも衝動買い(<またかよ^^;)した一因です。10代で学生の頃、試験勉強と戦いながら描き上げた連載作品だったのですね〜。
アニメ版は劇場まで足を運んで観ました(^^)。緋影は堀内賢雄さん(主役はこれしか知らないです^^;)、魔狼は塩沢兼人さん、最初の顔痣のあやは鶴ひろみさん、後のうるさい妖(あや)は富永みーなさん、というキャストでした。因みに作画監督は銀英伝でおなじみの奥田万つ里さん(<薫さんは名前すらご存じないらしひ^^;)。確か妖魔がメジャー作監デビュー作だと記憶しています。そして主題歌は当時はまだ無名だった辛島美登里さんでしたね(^^)。私も辛島さんの歌っていうと、真っ先に「妖魔数え歌」が頭の中に流れてしまいますね〜「ひとつ一夜の恋ならば〜♪」
懐かしくってついつい暴走しちまいましたが(笑)、ほんとに名作で一冊にまとまったので買いやすくて読みやすくってお薦めです(^^)。みなさんもどーぞ♪