「P.C.M. Live!大討論会」

2012/05/03(木)
於:角筈区民ホール(東京・新宿)


PCMに関する?討論会形式のイベントが都庁近くの区民ホールで開催されました。

pcm


PCM大討論会
チャリティーオークション
雨。

新宿から徒歩。都庁までは
屋根付きだけど、さらに倍は
雨ん中歩き。途中都庁突っ切ってみる。

hall

角筈区民ホール
2Fで待機、その後3Fから階段上に
列形成。番号は無いので適当に。

17:04開場。
オークションのリストももらう
30あるけどもっと増えたらしく

階段上のホール。左右は使わず真ん中寄せ
17:35前説アナウンス
17:37司会水霧けいとさん登場で開始

パネリストは、6+1名。左から
13cm/VAの上原さん、
bolero三ツ矢新さん、
light服部さん、
ねこねこ/コットンせいやんさん、
lump of Sugarトン様
歌手代表よぞら

それから
でっかいキャラパネルと声のみ出席な
声優代表まきいづみおねぇちゃん
司会進行は水霧けいとさん

よぞらさんには自己紹介だけでなく
意気込みも聞かれたり

さてPCMとは
元々昨年のペンタゴンライブ
「PCゲームミュージックLIVE」
に端を発して、さらに遡ると
MarblingResorts!!辺りから連なる
一連のオリヒメヨゾラ主催イベント

今回はその討論会になるのかと思いきや
実は「PCゲーム業界関係者トークショー」
でした。Mは「MUSIC」でPCゲームの
音楽を指すのだが、
PCMだとゲームが略称に無いために
ややこしい。けいとさんは何度も

「PC業界」と間違えてたが、ゲームが
入らないと、このメンツで話すことは
あまりない。

さておき

最初はテーマトーク

・現状のPCゲーム業界に対して思うこと

よぞらさんはユーザー代表で指名され、
まあ歌手として語ることも無かろうから
コメント

最近は尖ったゲームがない。安定し過ぎ
予定調和、予想の範囲内。のため、
オドロキがない、と指摘。

昔は絵が動いた、セーブが出来るようになった、
そのひとつひとつが感動のカルチャーショックで
今では当たり前になってる全てのことが
少しずつ生まれてきた驚きに満ちてた。

他のパネリストからも、Windowsになる過渡期が
一番面白かったと。私も激しく同意。

例えばぽぽたんで歌われたように
256からフルカラーに変わったように
それ以前はDOSの16色から256への挑戦とか
メディアもフロッピィをプログラムディスクと
データディスクを2枚差しで何とかセーブしたり

PCゲームの最盛期は、服部さんいわく5年前
というから2007年頃。ソフト数が最高で
以降減り続けているそうな。

メーカーとして何を仕掛けたいか、という質問も
空振りで、むしろ何がほしいかをユーザーに
求めたいのが実情という。

これからの流行は?すぐ挙手するオリヒメさん

よ:触手!!!!

でも意外にこういう強い希望が通るのも
今の業界の実情と言えよう。

流行るのは中身ではなく
わかりやすいコンテンツで
宣伝がうまいものが売れてる、これ結果論。

ユーザーマナーに求められるもの
動画サイトへのプレイ動画のアップ
宣伝効果がある場合もあるので
全面的に否定仕切れないのが歯がゆいところ

ゲームの流行に対する最大の敵は
インターネット。
みんなTwitterやblogが忙しすぎて
ゲームに費やす時間を作ってくれなくなった
ネットが流行るほどゲーム反映に逆行する

しかし、ピンチはチャンス。
どこかに逆転の発想を見出す好機と
考えられれば糸口が見つかる?

コンシューマー化について
実は全年齢対象の場所にキャラを飾れると
ものすごい宣伝効果になる
そういう意味で有効につかうべき

店舗特典はどんなものを考えているか
メーカーはユーザーの声が聞きたく
きつい回答は、安っぽいシーツは要らない
とは女性ユーザーの声。よぞらさんが
その場でプロポーズしたくらいのシンクロ度w

会場挙手アンケートは、大きなイラスト物と
音源関連が多かったかな。主題歌フル音源は
そこにはつけたくないというのが、歌手代表
オリヒメ氏の本音。

ネットの未成年対応。未成年が動画サイトで
気楽に接するようになり、Twitterで自慢したり
する現状。自主規制以外今のところ無い。

声優代表おねぇちゃんは、かなり真面目モード
演じてて心を揺さぶるような作品は
きっとユーザーの心も打つはず。深い。

・チャリティーなので。震災を受けて、何ができるか。

とにかく楽しめるゲームを作り、プレイ中だけでも
ゲームの中に逃避できる満足度を提供すること

よぞらさんからは、大槌の現状をひろ美さん通して知り
まだまだ支援物資が足らないので、チャリティー募金は
続けていく。もう要らないと言われるまでやめない。

現地の人が言うことは同じで
別に無理はしなくていい
ただ忘れないでほしい、と。

PCゲームの力を合わせてもこれだけのことができる
ヲタクなめんな〜 と言いたいのが本音。

・最後に、業界で生き残るための極意は何?

上原さん、臨機応変で在り続けること。
服部さん、続けること。それも10年、20年、30年
とやってけば、根拠の希薄な反対などいつかは薄れる

継続は力なり。作品の印象で忘れないようにさせる
ものが作れればいい。

声優代表おねぇちゃん、声優として最低限やるべきことを
やって技術を磨いた上で、なおかつ、何かひとつでも
ふたつでも、他の人に無いことをアピールできること。

例えば歌ってもいいし絵が描けてもいい、踊れてもいい。
何か印象に残るようにしないと、これだけたくさんの
声優さんが居る中で、覚えてもらえない、埋没してくだけ。
本当に今日のおねぇちゃんは深い。頭が下がる思い。

ユーザー代表よぞらさん、雑誌を買って極めるべし
好きなものは好きと言った方が良い。言い続けた方がいい。

だから
触手好きはやめません!!!

いちおう首尾一貫してるな。

告知は9月BGMZepp、11月PCMチッタ。
歌手としても、業界に新しい人が居ない、育たない、
1曲で消えていく人が本当に多い。
自分も新人と呼ばれる。8年生なのに。

だからPCMで新しいことを仕掛けたい。新しい力が
挑戦できる場を作り上げたい。

言ってることに間違いはない。
それはプロデューサーやマネージャー、マネジメント
リーダーとしてなら100点に近い。

しかしながら、さっきおねぇちゃんが言った通り、
それらは最低限やるべきことをやった更にプラスアルファ
の中身だ。

よぞらさんがマネージャーとして動くのなら良いが
あくまでプレイヤー歌手としての立場を残すなら
まず最初の最低限やるべきことをやってこなかった
8年の積み重ねがあり、

既にプレイヤーとして実績あるひろ美さんが、
プレイングマネージャーをやってる丸ごとそのままを
真似るように、それを飛び越してマネージャーに徹する
ようなここ数年、PCMの立ち上げに奔走する姿は、
正直ちぐはぐ感がイナメナイ。

それほどに今回のおねぇちゃんの言葉には
考えさせられる思いがあったなぁと思う。

19:00定刻終了、準備してオークションが10分後
開始したけど終了は20:00予定。

残り50分、商品30個以上!それは厳しいよ。

ルール、1000円単位で入札
第1部メーカー枠は、1000円〜上限40000円
第2部歌手声優枠は、3000円〜上限50000円
上限複数名の場合は、震災復興へ向ける熱い思いを
スピーチし、会場拍手で勝者を決める

よぞらセットは自転車がでかく、未公開音源ありだが
結果42000円落札。まあこうした音源の流出は
いかがなもんかと思いますがね。今後聴く機会も
無いでしょう。黒歴史ですね。

50000上限で何回かのアピール合戦ありましたが
これで決めるのも後味悪い、嫌な意味での民主主義が
採用された結果でしょうね。

20:20終了。結局時間延長してました。

終わって飲み会。真の討論会は、これを機に始まる
のかも知れませんね。


PCM。この先どうなっていくのかこの単語。それを占うイベントでもありましたでしょうか。


Presented by Y. SATO, in 2012
E-Mail ysato@blue.plala.or.jp